Microtherm(マイクロザーム)

製品情報

最小標的0.0127mm。放射温度計では困難な極小領域の温度を確実に捉える。

髪の毛より細いワイヤーや微小ピンの測定において、最大の壁は「放射率の不明確さ」と「背景温度の巻き込み」です。マイクロザームは、20倍の拡大光学系と消失フィラメント方式の組み合わせにより、これらの誤差要因を排除。狙ったスポットのみを鮮明に観察しながら測定できるため、R&Dや精密プロセスの現場で「真の温度」を特定するためのマスター機として機能します。

0.0127mmの極小標的を正確に捉える6種類の交換レンズと高倍率光学系

マイクロザームは、測定対象の距離やサイズに合わせて最適化された「6種類の精密交換レンズ」をラインナップ。これにより、直径 0.0127 mm(12.7μm)という、汎用放射温度計のスポット径では捉えきれない極細線や微小部品の正確な捕捉を可能にしました。

12.7 cm から無限遠(∞)までの広範な焦点距離をカバーする顕微鏡一体型パイロメーターとして、半導体ウェハ上の微細パターン、MEMS部品、電子銃フィラメント、あるいは真空チャンバー内の極小部品など、従来のセンサーでは背景温度の干渉により測定不能だった領域でも、ピンポイントで「真の局所温度」を特定できます。

700℃から最高4,500℃まで対応する広範な測定範囲と放射率調整

■ 700℃から最高 4,500℃超まで対応する広範な測定範囲と精密放射率補正

マイクロザーム(Micro-Therm)の測定範囲は極めて広く、標準モデルで 700℃ から 3200℃、さらにオプションの吸収フィルターを使用することで最高 4,500℃(拡張モデルでは 4500℃ 以上)の「超高温域」までをカバーします。

また、0.01 から 1.0 の範囲で「放射率(エミッション)調整」が可能なため、表面状態の変化が激しい金属材料や、物性データが少ない新素材に対しても、誤差を最小限に抑えた正確な「真の温度」を特定できます。

■ 特徴とメリット
・超高温対応:一般的な放射温度計では測定困難な 3000℃ 以上のプロセスにも対応可能。
・精密な放射率補正:対象物の材質や表面形状に合わせ、0.01単位での微調整を実現。
・真温度の特定:未知の材料の研究開発や、精密な熱処理工程のマスター機として威力を発揮

研究室からプラント現場まで活躍する優れた操作性と可搬性

マイクロザーム(Micro-Therm)は、高度な顕微鏡光学系を備えながら、操作は極めてシンプルで直感的です。「消失フィラメント方式」による輝度の一致作業は特別な熟練を必要とせず、誰でも迅速かつ高精度な測定が可能です。

本体、卓上三脚、予備バッテリー、精密交換レンズ群はすべて「専用キャリングケース」にコンパクトに収納。研究室での厳密なベンチテスト(R&D)から、広大なプラント現場におけるスポット測定、さらには既設の固定式放射温度計の「現場校正(リファレンス測定)」まで、場所を選ばず最高精度の基準を持ち運ぶことができます。

■ 運用上のメリット
・ポータブル設計:堅牢なケースで持ち運びが容易。現場での緊急メンテナンスや定期点検に最適。
・マスター機としての活用:現場に設置された他の放射温度計の精度を検証する「基準器」として活躍。
・迅速なセットアップ:オールインワン構成により、現場到着後すぐに測定・解析が開始可能。

マイクロザーム(Micro-Therm)の主要諸元・詳細仕様

  • 最小ターゲット:0.0127 mm (0.0005インチ)
  • 精度:±0.5%範囲
  • 表示ユ選択可能なデジタル表示ニット:°C / °F / °R / °K
  • 標準温度範囲:700°C 〜 3200°C (1300°F 〜 5800°F)
  • 拡張温度範囲:700°C 〜 4500°C (1300°F 〜 8100°F)
  • 放射率調整:0.01 〜 1.0

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